宅建の建ぺい率・容積率の計算|道路幅員・防火地域の緩和

建ぺい率・容積率は法令8問の中でも計算・判断問題として毎年出題される定番です。建ぺい率は「建築面積÷敷地面積」、容積率は「延べ面積÷敷地面積」——式の分子が違うだけで取り違えやすいため、チェックリスト順に解きます。たとえば2026年6月11日に学習を始めるなら、10月18日(日)13:00〜15:00試験まで残り約18週——8月1日から火曜計算3問・土曜法令過去問10問のループに入ります。

この記事の信頼性について

執筆宅建マスター編集部(宅建試験対策サイトの編集チーム)
確認公式情報確認担当(公開前に一次情報との照合を行う担当者)
事実確認日2026-06-11
主な参照元

1建ぺい率と容積率の違い・法令8問での位置づけ

建ぺい率は1階部分の広がり(建築面積)、容積率は全階の合計(延べ面積)を敷地面積で割った割合です。用途地域ごとに都市計画で指定値が定められ、建築基準法52条・53条で道路幅員・角地・防火地域の緩和が加わります。

指標分子分母イメージ
建ぺい率建築面積敷地面積真上から見た占有
容積率延べ面積敷地面積全階の床面積合計
出題計算・上限判断法令8問中1〜2問表と手順で得点源

たとえば敷地面積200㎡・建築面積100㎡・延べ面積240㎡——建ぺい率50%、容積率120%と紙に式を書き分けます。2024年度問37タイプの四択では、分子の取り違え(建築面積と延べ面積)が最多の失点原因です。用途地域の指定値一覧は用途地域記事の表とリンクさせ、法令8問の週配分は法令制限記事を参照してください。

2建ぺい率:角地・防火地域・准防火の加算

建ぺい率は指定値に、角地・防火地域・准防火地域の緩和が加算される問題が頻出です。加算率と適用条件を表にまとめ、「どの緩和が問題文の条件に該当するか」を先にチェックします。

緩和加算の目安試験の確認点
角地建ぺい率+10%2道路に接する角地か
防火地域(耐火)建ぺい率+10%耐火建築物か
准防火地域(耐火)建ぺい率+10%地域指定と構造
商業+防火+耐火建ぺい率100%3条件の組合せ

具体例として7月22日——二種住居・指定建ぺい率60%・角地・准防火・耐火建築物——紙に「60+10(角)+10(准防)=80%」と加算のみ先に書き、敷地300㎡なら建築面積上限240㎡と計算します。「防火加算は一律10%」などの誤答肢は2024年度問37で頻出です。加算の重ね方は公式テキスト53条・施行令が正本です。

3容積率:前面道路幅員12m未満の制限

前面道路の幅員が12m未満のとき、容積率は指定値と「道路幅員×係数」の小さい方が適用されます(建築基準法52条2項)。住居系は×0.4、近隣商業・准工業は×0.6が定番です。商業・工業・工業專用地域は52条2項の道路幅員制限の対象外です。

前面道路住居系(×0.4)近商・准工(×0.6)
10mmin(指定, 40%)min(指定, 60%)
12m以上指定容積率指定容積率
8mmin(指定, 32%)min(指定, 48%)

一例として二種住居・指定容積率200%・前面道路10m・敷地300㎡——適用容積率=min(200, 10×0.4)=40%、延べ面積上限=300×40%=120㎡と式を3行で書きます。10mカードと12mカードを表裏に作り、52条2項の係数0.4と0.6を混同しない練習を毎日10分続けてください。2025年度問36の道路・セットバック問題とセットで復習すると定着しやすいです。

45ステップ計算チェックリスト

計算問題は毎回同じ5ステップを紙の左端に書くと、条件の読み落としが減ります。週1時間(法令8問の約半分)を建ぺい率・容積率に配分する目安です。

ステップやること
1用途地域→指定建ぺい率・容積率
2角地・防火・准防火の加算(建ぺい)
3前面道路12m未満→52条2項(容積)
4上限面積=敷地×適用率
5問題の面積と比較→○×判断

例として18週のうち——火曜3問(計算10分)+土曜建ぺい率・容積率タグ過去問10問——8月17日時点で20問中12問以上なら9月は解き直し、8問未満なら加算表の見直しを翌週最優先にします。セットバックで実効敷地面積が減る場合は、算定敷地面積から除外部分を先に確認してください(42条2項道路)。建ぺい率・容積率の計算ドリルは、宅建士のおすすめ問題集3選 で法令計算タグの解説量を比較してから火曜3問ペースで回してください。

5練習の進め方と直前2週間

建ぺい率・容積率は「表1枚+過去問20問×2周」で得点が安定します。新しい問題集より、誤答行を表に追記する運用が効率的です。

失敗パターン対策
建築面積と延べ面積の混同式の分子を色分け
0.4と0.6の取り違え住居/近商でカード分離
12m境界の見落とし10m・12m例題を固定
加算の過不足条件チェックリスト

直前2週間(10月4日〜17日)は5ステップカードと誤答10問だけ——用途地域13種の名称復習は用途地域記事の1語カードに任せ、ここでは計算手順と10m/12m例題のみ毎朝10分見返します。模試で法令5問未満が2週続く場合は、建ぺい率・容積率15問の解き直しを最優先にしてください。電卓は会場持込不可(RETIO受験要項)——手計算3問/日を本番まで続けます。

6よくある質問

建ぺい率と容積率、どちらが難しいですか?
どちらも5ステップで同程度ですが、初学者は容積率の52条2項(道路幅員×0.4/0.6)で失点しやすい傾向があります。建ぺい率は加算条件(角地・防火)の読み取り、容積率は12m境界と係数の選択が分岐点です。具体例として火曜は建ぺい3問・木曜は容積3問と曜日を分ける——18週固定で模試の法令正答数を2週間ごとに比較してください。基本式は用語解説「建ぺい率・容積率」の図解も参照できます。
計算問題は電卓を使いますか?
試験会場では電卓の持込は原則不可です(RETIO受験要項が正本)。百分率と掛け算は手計算で解けるよう、敷地300㎡×40%=120㎡のような例題を週3回練習します。一例として7月22日——「300×0.4=120」と式だけ先に書き、桁の大きい問題(容積率200%×敷地500㎡等)は土曜1問追加。HB鉛筆のみで120分模試演習すると本番に近づきます。
前面道路12m未満の緩和は何を覚えますか?
52条2項の係数と12m境界が核心です。住居系8種+田園住居は道路幅員×0.4、近隣商業・准工業は×0.6——指定容積率との小さい方が適用容積率になります。例として10m・二種住居・指定200%——min(200, 40)=40%をカード表に書き、12m以上なら指定値そのままと対比させてください。商業・工業・工業專用は52条2項の対象外である点も誤答肢で問われます。

記事の基本情報

ジャンル試験概要
タグ建ぺい率・容積率

公式情報の確認

公式情報の確認:宅地建物取引士試験の最新情報は、不動産適正取引推進機構(RETIO)などの公式情報を必ず確認してください。本人に割り当てられた試験会場は受験票の表記が正本です。