令和5年度 第8問・権利関係(賃貸借に関する次の記述のうち)
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この記事の信頼性について
| 執筆者 | 宅建マスター編集部 |
|---|---|
| 更新日 | 2026年5月19日 |
| 主な参照元 | 不動産適正取引推進機構(RETIO)、国土交通省 |
試験の日程・合格基準・法令改正は必ず公式情報でご確認ください。
問題
賃貸借に関する次の記述のうち、民法の規定によれば正しいものはどれか。
選択肢
- (1) 賃借人が賃貸人の承諾なく賃借物を転貸した場合、賃貸人は常に契約を解除できる
- (2) 賃貸人は賃借物について賃借人が必要費を支出した場合、直ちに償還しなければならない
- (3) 賃借人は賃貸借終了時に賃借物を原状回復する義務があるが、通常の使用による損耗は含まない
- (4) 敷金は、賃貸借の期間中は賃借人が随時返還請求できる
正答
正答は (2) です。
解説
賃貸借終了時に借主は原状回復(元の状態に戻すこと)の義務がありますが、通常の使用によって生じた損耗(壁の日焼け・軽微な傷など)は含まれません(民法621条)。無断転貸は解除事由になり得ますが、背信的行為と認められない特段の事情があれば解除できない場合もあります(判例)。必要費は直ちに請求できますが、有益費は終了時の請求が原則です。