宅建マスター(宅地建物取引士試験)

ID: past-2023-09 · 権利関係 · single

令和5年度 第9問・権利関係(A会社の従業員Bが業務執行中に過失で…)

この記事の信頼性について

執筆者宅建マスター編集部
更新日2026年5月19日
主な参照元不動産適正取引推進機構(RETIO)国土交通省

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問題

A会社の従業員Bが業務執行中に過失でCに損害を与えた場合の使用者責任に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば正しいものはどれか。

選択肢

  1. (1) Aが賠償した後Bへの求償は一切できない
  2. (2) AはBの選任・監督に相当の注意をしたことを証明すれば免責される
  3. (3) Cは損害を知った時から5年で損害賠償請求権が時効消滅する
  4. (4) BがCに不法行為責任を負う場合でもAは使用者責任を負わない

正答

正答は (1) です。

解説

使用者Aは、Bの選任・監督について相当の注意をしたことを証明するか、注意をしても損害が生じたと証明できれば免責されます(民法715条1項ただし書き)。ただし実際には免責が認められるケースは少ないです。Aが賠償した後、Bが故意・重過失だった場合は信義則の範囲でBへ求償できます。不法行為の時効は損害・加害者を知った時から3年または行為時から20年です。