宅地建物取引士試験の過去問・実践演習・一問一答と模試・模擬試験対策を、このサイトでまとめて学習できます。タブから他の演習モードへ移動できます。
宅地建物取引士試験 実践演習 第10808問(権利関係)
AはB所有の土地を賃借し、その土地上に自己所有の建物(登記済み)を建築して居住している。BはC銀行から借入れをしており、BC間の借入れ前から土地上に建物が存在し建物登記も完了していた。Bが返済不能となりC銀行が土地を競売にかけた。土地をDが競落した場合に関する記述として民法・借地借家法の規定及び判例によれば正しいものはどれか。
問題
AはB所有の土地を賃借し、その土地上に自己所有の建物(登記済み)を建築して居住している。BはC銀行から借入れをしており、BC間の借入れ前から土地上に建物が存在し建物登記も完了していた。Bが返済不能となりC銀行が土地を競売にかけた。土地をDが競落した場合に関する記述として民法・借地借家法の規定及び判例によれば正しいものはどれか。
選択肢
- (1) AはDに対して借地権を主張できず直ちに土地を明け渡さなければならない
- (2) Aの建物に登記があれば借地権の対抗要件を備えており、DはAの借地権を認めなければならない
- (3) Dは競落後6か月以内にAに立ち退きを求めれば、Aは無条件に退去しなければならない
- (4) 土地の競落によりAの建物は自動的にDの所有物となる
正答
正答は (1) です。
解説
正解の理由
借地権者は借地上に登記された建物を有することで第三者(競落人Dを含む)に対して借地権を対抗できます(借地借家法10条1項)。AはDに対して借地権を主張でき、引き続き土地を使用できます。ただし今後の賃料はDに支払う必要があります。
(1) AはDに対して借地権を主張できず直ちに土地を明け渡さなければならない
他の選択肢
(2) Aの建物に登記があれば借地権の対抗要件を備えており、DはAの借地権を認めなければならない
この肢は「Aの建物に登記があれば借地権の対抗要件を備えており、DはAの借地権を認めなければならない」と述べていますが、権利関係の基準では正しい記述ではありません。
正答(1)「AはDに対して借地権を主張できず直ちに土地を明け渡さなければならない」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。
正答の論点と照らすと、この肢は「Aの建物に登記があれば借地権の対抗要件を備えており、DはAの借地権を認めなけれ…」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。(3) Dは競落後6か月以内にAに立ち退きを求めれば、Aは無条件に退去しなければならない
この肢は「Dは競落後6か月以内にAに立ち退きを求めれば、Aは無条件に退去しなければならない」と述べていますが、権利関係の基準では正しい記述ではありません。
正答(1)「AはDに対して借地権を主張できず直ちに土地を明け渡さなければならない」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。
正答の論点と照らすと、この肢は「Dは競落後6か月以内にAに立ち退きを求めれば、Aは無条件に退去しなければならない」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。(4) 土地の競落によりAの建物は自動的にDの所有物となる
この肢は「土地の競落によりAの建物は自動的にDの所有物となる」と述べていますが、権利関係の基準では正しい記述ではありません。
正答(1)「AはDに対して借地権を主張できず直ちに土地を明け渡さなければならない」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。
正答の論点と照らすと、この肢は「土地の競落によりAの建物は自動的にDの所有物となる」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。
学習のヒント
この問題で間違えた場合は、設問文の求め方(「正しいもの」「誤っているもの」「最も適切でないもの」)を最初に線引きしてください。正答・誤答それぞれについて、用語の定義と制度の前提を用語解説で確認し、復習リストや実践演習・一問一答と組み合わせて、同分野の過去問を解き直すと定着しやすくなります。
類似の問題
同じ分野・タグや問題文のキーワードが近い問題です。解き直しや確認に使えます。