宅地建物取引士試験の過去問・実践演習・一問一答と模試・模擬試験対策を、このサイトでまとめて学習できます。タブから他の演習モードへ移動できます。

実践演習 · 権利関係

宅地建物取引士試験 実践演習 第10994問(権利関係)

Aは遺言を残して死亡した。遺言書には「土地甲はBに遺贈する、建物乙はCに遺贈する、預金はDに相続させる」と記されていた。相続人はBのみ(BはAの子)である。CとDはAの友人(相続人ではない)。この場合に関する記述として民法の規定によれば正しいものはどれか。

問題

Aは遺言を残して死亡した。遺言書には「土地甲はBに遺贈する、建物乙はCに遺贈する、預金はDに相続させる」と記されていた。相続人はBのみ(BはAの子)である。CとDはAの友人(相続人ではない)。この場合に関する記述として民法の規定によれば正しいものはどれか。

選択肢

  1. (1) 相続人でないCとDへの遺贈は無効
  2. (2) Bへの遺贈(土地甲)・CへのAの遺贈(建物乙)・DへのAの遺贈(預金)はいずれも有効。相続人以外への遺贈(特定遺贈)も有効であり、C・Dは受遺者として各財産を取得できる
  3. (3) 遺贈は相続人にしかできない
  4. (4) Bが相続人として全財産を相続し、C・Dへの遺贈は無効

正答

正答は (1) です。

解説

正解の理由

遺贈(民法964条)は相続人以外の者(法人を含む)に対しても行うことができます。BへのA(土地甲)・CへのA(建物乙)・DへのA(預金)への遺贈はいずれも有効です(特定遺贈)。ただし相続人Bに最低限度の遺留分(財産の1/2)が認められており、遺留分を侵害する場合はBは遺留分侵害額請求権を行使できます。

(1) 相続人でないCとDへの遺贈は無効

他の選択肢

  • (2) Bへの遺贈(土地甲)・CへのAの遺贈(建物乙)・DへのAの遺贈(預金)はいずれも有効。相続人以外への遺贈(特定遺贈)も有効であり、C・Dは受遺者として各財産を取得できる

    この肢は「Bへの遺贈(土地甲)・CへのAの遺贈(建物乙)・DへのAの遺贈(預金)はいずれも有効。相続人以外への遺贈(特定遺贈)も有効であり、C・Dは受遺者として各財産を取得できる」と述べていますが、権利関係の基準では正しい記述ではありません。

    正答(1)「相続人でないCとDへの遺贈は無効」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。

    正答の論点と照らすと、この肢は「Bへの遺贈(土地甲)・CへのAの遺贈(建物乙)・DへのAの遺贈(預金)はいずれ…」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。

  • (3) 遺贈は相続人にしかできない

    この肢は「遺贈は相続人にしかできない」と述べていますが、権利関係の基準では正しい記述ではありません。

    正答(1)「相続人でないCとDへの遺贈は無効」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。

    正答の論点と照らすと、この肢は「遺贈は相続人にしかできない」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。

  • (4) Bが相続人として全財産を相続し、C・Dへの遺贈は無効

    この肢は「Bが相続人として全財産を相続し、C・Dへの遺贈は無効」と述べていますが、権利関係の基準では正しい記述ではありません。

    正答(1)「相続人でないCとDへの遺贈は無効」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。

    正答の論点と照らすと、この肢は「Bが相続人として全財産を相続し、C・Dへの遺贈は無効」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。

学習のヒント

この問題で間違えた場合は、設問文の求め方(「正しいもの」「誤っているもの」「最も適切でないもの」)を最初に線引きしてください。正答・誤答それぞれについて、用語の定義と制度の前提を用語解説で確認し、復習リストや実践演習・一問一答と組み合わせて、同分野の過去問を解き直すと定着しやすくなります。

類似の問題

同じ分野・タグや問題文のキーワードが近い問題です。解き直しや確認に使えます。