宅地建物取引士試験の過去問・実践演習・一問一答と模試・模擬試験対策を、このサイトでまとめて学習できます。タブから他の演習モードへ移動できます。
宅地建物取引士試験 実践演習 第773問(権利関係)
消費者契約法による契約の取消しについて正しいものはどれか。
問題
消費者契約法による契約の取消しについて正しいものはどれか。
選択肢
- (1) 消費者契約法の取消権は宅建業者間の取引にも適用される
- (2) 事業者が消費者に重要事項について不実告知等をした場合、消費者は契約を取り消すことができる
- (3) 消費者契約法の時効は1年のみ
- (4) 全ての消費者契約に自動的に適用される
正答
正答は (2) です。
解説
意思表示の瑕疵:詐欺・強迫・錯誤・通謀虚偽表示
正解の理由
意思表示の瑕疵には詐欺(取消し・善意無過失の第三者は保護)・強迫(取消し・全第三者に対抗可)・錯誤(取消し・善意無過失の第三者は保護)・通謀虚偽表示(無効・善意の第三者は保護)があります。
(2) 事業者が消費者に重要事項について不実告知等をした場合、消費者は契約を取り消すことができる
他の選択肢
(1) 消費者契約法の取消権は宅建業者間の取引にも適用される
この肢は「消費者契約法の取消権は宅建業者間の取引にも適用される」と述べていますが、権利関係の基準では正しい記述ではありません。
正答(2)「事業者が消費者に重要事項について不実告知等をした場合、消費者は契約を取り消すことができる」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。
正答の論点と照らすと、この肢は「消費者契約法の取消権は宅建業者間の取引にも適用される」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。(3) 消費者契約法の時効は1年のみ
この肢は「消費者契約法の時効は1年のみ」と述べていますが、権利関係の基準では正しい記述ではありません。
正答(2)「事業者が消費者に重要事項について不実告知等をした場合、消費者は契約を取り消すことができる」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。
正答の論点と照らすと、この肢は「消費者契約法の時効は1年のみ」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。(4) 全ての消費者契約に自動的に適用される
消費者契約法は消費者契約に適用されますが、不実告知等の要件を満たした場合に取消権が発生します。全ての契約が自動的に取消し可能になるわけではありません。
学習のヒント
消費者契約法は事業者と消費者間の情報・交渉力の格差を是正するための法律です。事業者の不実告知等の不当な勧誘行為から消費者を保護するため、取消権を付与しています(消費者契約法4条)。
類似の問題
同じ分野・タグや問題文のキーワードが近い問題です。解き直しや確認に使えます。