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宅地建物取引士試験 実践演習 第68問(権利関係)
売主の契約不適合責任(民法上)において、買主が責任を追及するために必要な通知の期限として正しいものはどれか。
問題
売主の契約不適合責任(民法上)において、買主が責任を追及するために必要な通知の期限として正しいものはどれか。
選択肢
- (1) 引渡しから1年以内に損害賠償請求をしなければならない
- (2) 不適合を知った時から1年以内に売主へ通知しなければならない
- (3) 契約締結から5年以内に請求しなければならない
- (4) 特約がない限り期限はない
正答
正答は (2) です。
解説
売買:同時履行の抗弁権・解除は原則催告が必要・契約不適合責任
正解の理由
売買では代金と引渡しは同時履行の関係(民法533条)。解除は原則として相当の期間を定めた催告後に行います(民法541条)。契約不適合責任の通知は知った時から1年以内(民法566条)。
(2) 不適合を知った時から1年以内に売主へ通知しなければならない
他の選択肢
(1) 引渡しから1年以内に損害賠償請求をしなければならない
この肢は「引渡しから1年以内に損害賠償請求をしなければならない」と述べていますが、権利関係の基準では正しい記述ではありません。
正答(2)「不適合を知った時から1年以内に売主へ通知しなければならない」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。
正答の論点と照らすと、この肢は「引渡しから1年以内に損害賠償請求をしなければならない」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。(3) 契約締結から5年以内に請求しなければならない
この肢は「契約締結から5年以内に請求しなければならない」と述べていますが、権利関係の基準では正しい記述ではありません。
正答(2)「不適合を知った時から1年以内に売主へ通知しなければならない」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。
正答の論点と照らすと、この肢は「契約締結から5年以内に請求しなければならない」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。(4) 特約がない限り期限はない
この肢は「特約がない限り期限はない」と述べていますが、権利関係の基準では正しい記述ではありません。
正答(2)「不適合を知った時から1年以内に売主へ通知しなければならない」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。
正答の論点と照らすと、この肢は「特約がない限り期限はない」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。
学習のヒント
2020年民法改正後、契約不適合責任において種類・品質の不適合を理由に権利行使するには、買主が不適合を知った時から1年以内に売主へ通知しなければなりません(民法566条)。通知さえすれば1年内に訴訟提起しなくても権利は保全されます。
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