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宅地建物取引士試験 実践演習 第10908問(権利関係)
AはB所有の土地を賃借して建物を建て居住している(借地権設定・存続期間30年)。存続期間満了の6か月前に、AはBに対して「更新後の借地権の存続期間を20年としてほしい」と申し出た。Bはこれに応じた。この場合に関する記述として借地借家法の規定によれば正しいものはどれか。
問題
AはB所有の土地を賃借して建物を建て居住している(借地権設定・存続期間30年)。存続期間満了の6か月前に、AはBに対して「更新後の借地権の存続期間を20年としてほしい」と申し出た。Bはこれに応じた。この場合に関する記述として借地借家法の規定によれば正しいものはどれか。
選択肢
- (1) 更新後の存続期間は当事者の合意に従い20年となる
- (2) 最初の更新後の法定存続期間は20年(それ以降は10年)であり、20年という合意は法定期間と一致しているため有効。ただし借地借家法上これより短い期間の合意は無効となる
- (3) 更新後は存続期間を自由に定めることができ、1年でもよい
- (4) 更新後の存続期間は常に30年となる
正答
正答は (1) です。
解説
正解の理由
借地権の最初の更新後の存続期間は20年(その後の更新は10年)が法定されています(借地借家法4条)。当事者がこれより長い期間を定めることは有効ですが、これより短い期間の合意は無効となり、法定期間(20年)となります(借地借家法9条)。本問の20年という合意は法定期間と同じなので有効です。
(1) 更新後の存続期間は当事者の合意に従い20年となる
他の選択肢
(2) 最初の更新後の法定存続期間は20年(それ以降は10年)であり、20年という合意は法定期間と一致しているため有効。ただし借地借家法上これより短い期間の合意は無効となる
この肢は「最初の更新後の法定存続期間は20年(それ以降は10年)であり、20年という合意は法定期間と一致しているため有効。ただし借地借家法上これより短い期間の合意は無効となる」と述べていますが、権利関係の基準では正しい記述ではありません。
正答(1)「更新後の存続期間は当事者の合意に従い20年となる」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。
正答の論点と照らすと、この肢は「最初の更新後の法定存続期間は20年(それ以降は10年)であり、20年という合意…」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。(3) 更新後は存続期間を自由に定めることができ、1年でもよい
この肢は「更新後は存続期間を自由に定めることができ、1年でもよい」と述べていますが、権利関係の基準では正しい記述ではありません。
正答(1)「更新後の存続期間は当事者の合意に従い20年となる」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。
正答の論点と照らすと、この肢は「更新後は存続期間を自由に定めることができ、1年でもよい」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。(4) 更新後の存続期間は常に30年となる
この肢は「更新後の存続期間は常に30年となる」と述べていますが、権利関係の基準では正しい記述ではありません。
正答(1)「更新後の存続期間は当事者の合意に従い20年となる」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。
正答の論点と照らすと、この肢は「更新後の存続期間は常に30年となる」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。
学習のヒント
この問題で間違えた場合は、設問文の求め方(「正しいもの」「誤っているもの」「最も適切でないもの」)を最初に線引きしてください。正答・誤答それぞれについて、用語の定義と制度の前提を用語解説で確認し、復習リストや実践演習・一問一答と組み合わせて、同分野の過去問を解き直すと定着しやすくなります。
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