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宅地建物取引士試験 実践演習 第303問(権利関係)
抵当権の物上代位(民法372条・304条)の行使要件として正しいものはどれか。
問題
抵当権の物上代位(民法372条・304条)の行使要件として正しいものはどれか。
選択肢
- (1) 売却代金・賃料等に対して払渡し・引渡し前に差押えが必要
- (2) 売却代金・賃料等は差押えなしに抵当権者が優先受領できる
- (3) 物上代位は賃料にのみ認められる
- (4) 差押えは抵当権者でなく裁判所が職権で行う
正答
正答は (1) です。
解説
担保物権:抵当権は非占有担保・質権は占有担保・先取特権は法定担保
正解の理由
抵当権は設定者が使用継続できる非占有担保物権(民法369条)。質権は占有の移転が必要。先取特権は法定担保物権(当然に成立)。農地への抵当権設定自体は、通常、農地法3条の許可対象ではありません。
(1) 売却代金・賃料等に対して払渡し・引渡し前に差押えが必要
他の選択肢
(2) 売却代金・賃料等は差押えなしに抵当権者が優先受領できる
この肢は「売却代金・賃料等は差押えなしに抵当権者が優先受領できる」と述べていますが、権利関係の基準では正しい記述ではありません。
正答(1)「売却代金・賃料等に対して払渡し・引渡し前に差押えが必要」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。
正答の論点と照らすと、この肢は「売却代金・賃料等は差押えなしに抵当権者が優先受領できる」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。(3) 物上代位は賃料にのみ認められる
この肢は「物上代位は賃料にのみ認められる」と述べていますが、権利関係の基準では正しい記述ではありません。
正答(1)「売却代金・賃料等に対して払渡し・引渡し前に差押えが必要」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。
正答の論点と照らすと、この肢は「物上代位は賃料にのみ認められる」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。(4) 差押えは抵当権者でなく裁判所が職権で行う
この肢は「差押えは抵当権者でなく裁判所が職権で行う」と述べていますが、権利関係の基準では正しい記述ではありません。
正答(1)「売却代金・賃料等に対して払渡し・引渡し前に差押えが必要」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。
正答の論点と照らすと、この肢は「差押えは抵当権者でなく裁判所が職権で行う」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。
学習のヒント
物上代位権の行使には払渡し・引渡し前の差押えが必要です(民法372条・304条1項但書)。差押えを要件とする趣旨は、弁済を受ける者に対して二重払いを防止し、目的物の特定性を保持するためです(判例)。
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