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宅地建物取引士試験 実践演習 第310問(権利関係)
危険負担(民法536条)において、双務契約で一方の債務が帰責事由なく履行不能となった場合の効果として正しいものはどれか(民法改正後)。
問題
危険負担(民法536条)において、双務契約で一方の債務が帰責事由なく履行不能となった場合の効果として正しいものはどれか(民法改正後)。
選択肢
- (1) 反対給付義務が自動的に消滅する
- (2) 相手方は反対給付の履行を拒絶できる(履行拒絶権)
- (3) 当然に契約が解除される
- (4) 損害賠償請求ができる
正答
正答は (2) です。
解説
売買:同時履行の抗弁権・解除は原則催告が必要・契約不適合責任
正解の理由
売買では代金と引渡しは同時履行の関係(民法533条)。解除は原則として相当の期間を定めた催告後に行います(民法541条)。契約不適合責任の通知は知った時から1年以内(民法566条)。
(2) 相手方は反対給付の履行を拒絶できる(履行拒絶権)
他の選択肢
(1) 反対給付義務が自動的に消滅する
この肢は「反対給付義務が自動的に消滅する」と述べていますが、権利関係の基準では正しい記述ではありません。
正答(2)「相手方は反対給付の履行を拒絶できる(履行拒絶権)」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。
正答の論点と照らすと、この肢は「反対給付義務が自動的に消滅する」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。(3) 当然に契約が解除される
この肢は「当然に契約が解除される」と述べていますが、権利関係の基準では正しい記述ではありません。
正答(2)「相手方は反対給付の履行を拒絶できる(履行拒絶権)」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。
正答の論点と照らすと、この肢は「当然に契約が解除される」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。(4) 損害賠償請求ができる
この肢は「損害賠償請求ができる」と述べていますが、権利関係の基準では正しい記述ではありません。
正答(2)「相手方は反対給付の履行を拒絶できる(履行拒絶権)」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。
正答の論点と照らすと、この肢は「損害賠償請求ができる」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。
学習のヒント
2020年民法改正で危険負担の規律が変わりました。双務契約で一方の債務が帰責事由なく履行不能となった場合、相手方は反対給付の履行を拒絶できます(民法536条1項)。以前の「当然消滅」から「履行拒絶権」に変更されました。
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