宅地建物取引士試験の過去問・実践演習・一問一答と模試・模擬試験対策を、このサイトでまとめて学習できます。タブから他の演習モードへ移動できます。

実践演習 · 権利関係

宅地建物取引士試験 実践演習 第543問(権利関係)

連帯債務者の一人について生じた事項の絶対的効力として正しいものはどれか。

問題

連帯債務者の一人について生じた事項の絶対的効力として正しいものはどれか。

選択肢

  1. (1) 履行の請求は他の連帯債務者にも時効完成猶予の効力がある
  2. (2) 連帯債務者の一人に対する履行の請求は他の連帯債務者の時効を中断しない(相対的効力)
  3. (3) 一人の免除は全員の債務を消滅させる
  4. (4) 一人の弁済は他の連帯債務者の債務に影響しない

正答

正答は (2) です。

解説

債権総論:保証・連帯債務・債権譲渡・相殺

正解の理由

保証契約は書面が必要です(民法446条2項)。連帯保証人には催告・検索の抗弁権がありません(民法454条)。債権譲渡の第三者対抗要件は確定日付ある証書による通知または承諾です(民法467条2項)。

(2) 連帯債務者の一人に対する履行の請求は他の連帯債務者の時効を中断しない(相対的効力)

他の選択肢

  • (1) 履行の請求は他の連帯債務者にも時効完成猶予の効力がある

    この肢は「履行の請求は他の連帯債務者にも時効完成猶予の効力がある」と述べていますが、権利関係の基準では正しい記述ではありません。

    正答(2)「連帯債務者の一人に対する履行の請求は他の連帯債務者の時効を中断しない(相対的効力)」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。

    正答の論点と照らすと、この肢は「履行の請求は他の連帯債務者にも時効完成猶予の効力がある」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。

  • (3) 一人の免除は全員の債務を消滅させる

    この肢は「一人の免除は全員の債務を消滅させる」と述べていますが、権利関係の基準では正しい記述ではありません。

    正答(2)「連帯債務者の一人に対する履行の請求は他の連帯債務者の時効を中断しない(相対的効力)」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。

    正答の論点と照らすと、この肢は「一人の免除は全員の債務を消滅させる」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。

  • (4) 一人の弁済は他の連帯債務者の債務に影響しない

    この肢は「一人の弁済は他の連帯債務者の債務に影響しない」と述べていますが、権利関係の基準では正しい記述ではありません。

    正答(2)「連帯債務者の一人に対する履行の請求は他の連帯債務者の時効を中断しない(相対的効力)」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。

    正答の論点と照らすと、この肢は「一人の弁済は他の連帯債務者の債務に影響しない」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。

学習のヒント

2020年民法改正後、連帯債務者の一人に対する履行の請求は相対的効力となり、他の連帯債務者の時効の進行に影響しません(民法441条)。改正前は絶対的効力(時効中断)がありましたが廃止されました。弁済・相殺・更改等は絶対的効力を維持しています。

類似の問題

同じ分野・タグや問題文のキーワードが近い問題です。解き直しや確認に使えます。