宅地建物取引士試験の過去問・実践演習・一問一答と模試・模擬試験対策を、このサイトでまとめて学習できます。タブから他の演習モードへ移動できます。

実践演習 · 法令上の制限

宅地建物取引士試験 実践演習 第833問(法令上の制限)

Aは商業地域内(建ぺい率80%・容積率600%)に事務所ビルを建築しようとしている。敷地面積は500㎡で、前面道路幅員は6m、敷地は特定行政庁指定の防火地域内にある。建築物は耐火建築物とする予定である。この場合の建ぺい率の最高限度として建築基準法の規定によれば正しいものはどれか。

問題

Aは商業地域内(建ぺい率80%・容積率600%)に事務所ビルを建築しようとしている。敷地面積は500㎡で、前面道路幅員は6m、敷地は特定行政庁指定の防火地域内にある。建築物は耐火建築物とする予定である。この場合の建ぺい率の最高限度として建築基準法の規定によれば正しいものはどれか。

選択肢

  1. (1) 80%
  2. (2) 建ぺい率の制限が適用されない(防火地域内の耐火建築物は建ぺい率が10%加算。指定建ぺい率80%の場合は90%となる)
  3. (3) 100%(指定建ぺい率80%に対し耐火建築物10%加算で90%)
  4. (4) 指定建ぺい率80%そのままで変化なし

正答

正答は (2) です。

解説

建築基準法:建ぺい率・容積率・道路斜線・用途制限

正解の理由

建ぺい率は建築面積÷敷地面積、容積率は延べ床面積÷敷地面積。前面道路幅員12m未満は容積率を道路幅×乗数と指定値の小さい方で適用(建築基準法52条2項)。用途地域ごとに建築物の制限があります。

(2) 建ぺい率の制限が適用されない(防火地域内の耐火建築物は建ぺい率が10%加算。指定建ぺい率80%の場合は90%となる)

他の選択肢

  • (1) 80%

    この肢は「80%」と述べていますが、法令上の制限の基準では正しい記述ではありません。

    正答(2)「建ぺい率の制限が適用されない(防火地域内の耐火建築物は建ぺい率が10%加算。指定建ぺい率80%の場合は90%と…」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。

    正答の論点と照らすと、この肢は「80%」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。

  • (3) 100%(指定建ぺい率80%に対し耐火建築物10%加算で90%)

    計算式の説明が矛盾しています。80%+10%=90%であり100%ではありません。ただし指定建ぺい率が80%の防火地域内の耐火建築物は建ぺい率制限が適用されない(100%)場合もあります(建築基準法53条6項1号)。

  • (4) 指定建ぺい率80%そのままで変化なし

    この肢は「指定建ぺい率80%そのままで変化なし」と述べていますが、法令上の制限の基準では正しい記述ではありません。

    正答(2)「建ぺい率の制限が適用されない(防火地域内の耐火建築物は建ぺい率が10%加算。指定建ぺい率80%の場合は90%と…」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。

    正答の論点と照らすと、この肢は「指定建ぺい率80%そのままで変化なし」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。

学習のヒント

商業地域で指定建ぺい率80%の場合、防火地域内の耐火建築物は10%加算されて90%となります(建築基準法53条3項1号)。さらに指定建ぺい率が80%の場合で防火地域内の耐火建築物という条件が加わると、建ぺい率の制限が適用されなくなる(100%)場合もありますが(同条6項1号)、設問の正解は「10%加算で90%」です。

類似の問題

同じ分野・タグや問題文のキーワードが近い問題です。解き直しや確認に使えます。