宅地建物取引士試験の過去問・実践演習・一問一答と模試・模擬試験対策を、このサイトでまとめて学習できます。タブから他の演習モードへ移動できます。

実践演習 · 権利関係

宅地建物取引士試験 実践演習 第857問(権利関係)

A所有の甲土地についてBが時効取得(20年間の占有継続)を主張している。BはAに対して所有権移転登記を求めているが、時効完成前にAはCに甲土地を売却し、AからCへの所有権移転登記が完了している。この場合に関する記述として民法の規定及び判例によれば正しいものはどれか。

問題

A所有の甲土地についてBが時効取得(20年間の占有継続)を主張している。BはAに対して所有権移転登記を求めているが、時効完成前にAはCに甲土地を売却し、AからCへの所有権移転登記が完了している。この場合に関する記述として民法の規定及び判例によれば正しいものはどれか。

選択肢

  1. (1) Bの時効取得は登記がなくても誰にでも対抗できる
  2. (2) 時効完成前にAからCへの売却・登記がなされた場合、BはCに対して登記なしに時効取得を対抗できる
  3. (3) 時効完成後にAからCへ売却・登記がなされた場合、BはCに対して登記なしには時効取得を対抗できない
  4. (4) 時効による所有権取得は登記を必要としない

正答

正答は (3) です。

解説

宅建士試験 重要論点の整理

正解の理由

この問題は宅建士試験の重要論点を扱っています。解説文(exp)の内容を確認し、正解の根拠と誤りの理由をしっかり理解してください。宅建士試験では似た内容の問題が繰り返し出題されます。

(3) 時効完成後にAからCへ売却・登記がなされた場合、BはCに対して登記なしには時効取得を対抗できない

他の選択肢

  • (1) Bの時効取得は登記がなくても誰にでも対抗できる

    この肢は「Bの時効取得は登記がなくても誰にでも対抗できる」と述べていますが、権利関係の基準では正しい記述ではありません。

    正答(3)「時効完成後にAからCへ売却・登記がなされた場合、BはCに対して登記なしには時効取得を対抗できない」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。

    正答の論点と照らすと、この肢は「Bの時効取得は登記がなくても誰にでも対抗できる」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。

  • (2) 時効完成前にAからCへの売却・登記がなされた場合、BはCに対して登記なしに時効取得を対抗できる

    時効完成前にAからCへ売却・登記がなされた場合、Cは「正当な利益を有する第三者」として保護されます。BはCに時効を援用して対抗できます(判例)。

  • (4) 時効による所有権取得は登記を必要としない

    この肢は「時効による所有権取得は登記を必要としない」と述べていますが、権利関係の基準では正しい記述ではありません。

    正答(3)「時効完成後にAからCへ売却・登記がなされた場合、BはCに対して登記なしには時効取得を対抗できない」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。

    正答の論点と照らすと、この肢は「時効による所有権取得は登記を必要としない」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。

学習のヒント

時効完成と第三者の関係は、時効完成前か後かで扱いが異なります(判例)。時効完成後に登場した第三者との関係は対抗問題となり、時効取得者は登記を備えなければ対抗できません。

類似の問題

同じ分野・タグや問題文のキーワードが近い問題です。解き直しや確認に使えます。