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実践演習 · 権利関係

宅地建物取引士試験 実践演習 第10841問(権利関係)

問題

AはBに対して甲土地を売却する契約を締結した。甲土地の登記名義はまだAのままである。AはDに対しても同じ甲土地を売却する二重売買をしてしまった。BはAから引渡しは受けたが登記をまだ備えていない。DはBよりも後に契約をしたが、DはBが既に買い受けていることを知っていた。この場合に関する記述として民法の規定及び判例によれば正しいものはどれか。

選択肢

  1. (1) 登記を備えていないBはDに対して所有権を主張できない
  2. (2) DがBの権利を知っていた(悪意)だけでなく、BのAに対する登記請求を妨害する目的でAに圧力をかけてAD間の売買をしたような場合は、DはBへの対抗力がない背信的悪意者とみなされ、BはDに対して登記なくして所有権を対抗できる
  3. (3) 悪意者(Dがすでに買い受けていることを知っていた)は常にBに登記なしに対抗できる
  4. (4) BがAから引渡しを受けているため所有権はBにある

正答

正答は (1) です。

解説

正解の理由

単なる悪意(二重売買を知っていた)だけでは背信的悪意者にはなりませんが、積極的に妨害する等の悪質な場合は背信的悪意者とされBが勝てる可能性があります。

他の選択肢

  • (2、4)

    作業主任者の選任が必要な作業の組合せ(BD)を含んでいません。解説のとおり、該当作業と非該当作業の区別を確認してください

  • (3)

    正答(1)「登記を備えていないBはDに対して所有権を主張できない」とは異なる内容です。本問で選ぶべき正答は(1)「登記を備えていないBはDに対して所有権を主張できない」です。この肢の記述は、その論点とは一致しません。「必ず」「常に」「全く」などの断定は、例外や条件付きの整理と食い違うことが多いです。設問が問う論点と照らして、言い過ぎ・取り違えがないか確認してください。正答の根拠は「判例上、不法に登記の欠如を主張することが信義則に反するような「背信的悪意者」に対しては、登記なしに物権変動を対抗できま…」です。誤答肢との差分を一行メモに残してください

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