宅地建物取引士試験の過去問・実践演習・一問一答と模試・模擬試験対策を、このサイトでまとめて学習できます。タブから他の演習モードへ移動できます。

実践演習 · 権利関係

宅地建物取引士試験 実践演習 第10859問(権利関係)

問題

Aは自己所有の建物の外壁タイルが剥落し、通行中のBに当たって傷害を負わせた。建物の外壁タイル剥落の原因は施工業者Cの施工不良であることが後に判明した。Aは建物の管理において通常の注意は払っていた(無過失)。この場合に関する記述として民法の規定によれば正しいものはどれか。

選択肢

  1. (1) Aは無過失であるため一切の損害賠償責任を負わない
  2. (2) Aが建物の占有者であっても無過失を証明すれば免責される。しかしAが建物の所有者でもある場合は、無過失であっても所有者として無過失責任(民法717条1項後段)を負う
  3. (3) BはCに対してのみ損害賠償を請求できる
  4. (4) 建物の施工不良による損害は施工業者Cのみが責任を負う

正答

正答は (1) です。

解説

正解の理由

本問でAは占有者でもあり所有者でもあります。Aが無過失を証明した場合でも、所有者として無過失責任を負います。AはCに対して求償できます(民法717条3項)。

他の選択肢

  • (2、3)

    作業主任者の選任が必要な作業の組合せ(A)を含んでいません。解説のとおり、該当作業と非該当作業の区別を確認してください

  • (4)

    正答(1)「Aは無過失であるため一切の損害賠償責任を負わない」とは異なる内容です。本問で選ぶべき正答は(1)「Aは無過失であるため一切の損害賠償責任を負わない」です。この肢の記述は、その論点とは一致しません。「必ず」「常に」「全く」などの断定は、例外や条件付きの整理と食い違うことが多いです。設問が問う論点と照らして、言い過ぎ・取り違えがないか確認してください。正答の根拠は「工作物責任(民法717条)では、工作物の占有者が第一次的責任を負い(管理に過失がなければ免責)、所有者は占有者が免責さ…」です。誤答肢との差分を一行メモに残してください

類似の問題

同じ分野・タグや問題文のキーワードが近い問題です。解き直しや確認に使えます。