宅地建物取引士試験の過去問・実践演習・一問一答と模試・模擬試験対策を、このサイトでまとめて学習できます。タブから他の演習モードへ移動できます。
宅地建物取引士試験 実践演習 第883問(法令上の制限)
Aは既存の建築物(築30年・木造2階建て)を改築して、新たに木造3階建て(高さ12m)の住宅を建築しようとしている。この土地は第一種低層住居専用地域(建ぺい率50%・容積率100%・北側斜線制限あり)内にある。この場合に関する記述として建築基準法の規定によれば正しいものはどれか。
問題
Aは既存の建築物(築30年・木造2階建て)を改築して、新たに木造3階建て(高さ12m)の住宅を建築しようとしている。この土地は第一種低層住居専用地域(建ぺい率50%・容積率100%・北側斜線制限あり)内にある。この場合に関する記述として建築基準法の規定によれば正しいものはどれか。
選択肢
- (1) 第一種低層住居専用地域では3階建ての住宅は建築できない
- (2) 第一種低層住居専用地域には絶対高さ制限(10mまたは12m)があり、12mの建築物は指定によっては高さ制限に抵触する可能性がある
- (3) 北側斜線制限は商業地域のみに適用される
- (4) 容積率100%であれば3階建て住宅は問題なく建築できる
正答
正答は (2) です。
解説
建築基準法:建ぺい率・容積率・道路斜線・用途制限
正解の理由
建ぺい率は建築面積÷敷地面積、容積率は延べ床面積÷敷地面積。前面道路幅員12m未満は容積率を道路幅×乗数と指定値の小さい方で適用(建築基準法52条2項)。用途地域ごとに建築物の制限があります。
(2) 第一種低層住居専用地域には絶対高さ制限(10mまたは12m)があり、12mの建築物は指定によっては高さ制限に抵触する可能性がある
他の選択肢
(1) 第一種低層住居専用地域では3階建ての住宅は建築できない
この肢は「第一種低層住居専用地域では3階建ての住宅は建築できない」と述べていますが、法令上の制限の基準では正しい記述ではありません。
正答(2)「第一種低層住居専用地域には絶対高さ制限(10mまたは12m)があり、12mの建築物は指定によっては高さ制限に抵…」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。
正答の論点と照らすと、この肢は「第一種低層住居専用地域では3階建ての住宅は建築できない」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。(3) 北側斜線制限は商業地域のみに適用される
北側斜線制限は第一種・第二種低層住居専用地域および第一種・第二種中高層住居専用地域に適用されます(建築基準法56条1項3号)。商業地域には適用されません。
(4) 容積率100%であれば3階建て住宅は問題なく建築できる
この肢は「容積率100%であれば3階建て住宅は問題なく建築できる」と述べていますが、法令上の制限の基準では正しい記述ではありません。
正答(2)「第一種低層住居専用地域には絶対高さ制限(10mまたは12m)があり、12mの建築物は指定によっては高さ制限に抵…」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。
正答の論点と照らすと、この肢は「容積率100%であれば3階建て住宅は問題なく建築できる」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。
学習のヒント
第一種低層住居専用地域には絶対高さ制限(10mまたは12m)があります(建築基準法55条1項)。計画高さ12mが許容されるかどうかは都市計画で定められた高さ制限(10m・12mのどちらか)によります。また北側斜線制限も適用されます(建築基準法56条1項3号)。
類似の問題
同じ分野・タグや問題文のキーワードが近い問題です。解き直しや確認に使えます。