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実践演習 · 権利関係

宅地建物取引士試験 実践演習 第953問(権利関係)

AはBに対して1000万円の貸金債権を有し、弁済期が到来している。Bは弁済を拒んでいるが、BはCに対して800万円の貸金債権を有している(Cの弁済期も到来済み)。AはBに代位してCに対し800万円の支払いを求めた(債権者代位権の行使)。この場合に関する記述として民法の規定によれば正しいものはどれか。

問題

AはBに対して1000万円の貸金債権を有し、弁済期が到来している。Bは弁済を拒んでいるが、BはCに対して800万円の貸金債権を有している(Cの弁済期も到来済み)。AはBに代位してCに対し800万円の支払いを求めた(債権者代位権の行使)。この場合に関する記述として民法の規定によれば正しいものはどれか。

選択肢

  1. (1) AはBに無断で債権者代位権を行使することはできない
  2. (2) Aは自己の債権額の範囲でBのCに対する貸金債権を代位行使でき、Cに対してAへ直接800万円を支払うよう求めることができる
  3. (3) AはBの債権800万円を全額自己のものとして取得できる
  4. (4) AはCから回収した800万円をそのまま自己の取り分として保持できる

正答

正答は (2) です。

解説

債権総論:保証・連帯債務・債権譲渡・相殺

正解の理由

保証契約は書面が必要です(民法446条2項)。連帯保証人には催告・検索の抗弁権がありません(民法454条)。債権譲渡の第三者対抗要件は確定日付ある証書による通知または承諾です(民法467条2項)。

(2) Aは自己の債権額の範囲でBのCに対する貸金債権を代位行使でき、Cに対してAへ直接800万円を支払うよう求めることができる

他の選択肢

  • (1) AはBに無断で債権者代位権を行使することはできない

    この肢は「AはBに無断で債権者代位権を行使することはできない」と述べていますが、権利関係の基準では正しい記述ではありません。

    正答(2)「Aは自己の債権額の範囲でBのCに対する貸金債権を代位行使でき、Cに対してAへ直接800万円を支払うよう求めるこ…」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。

    正答の論点と照らすと、この肢は「AはBに無断で債権者代位権を行使することはできない」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。

  • (3) AはBの債権800万円を全額自己のものとして取得できる

    この肢は「AはBの債権800万円を全額自己のものとして取得できる」と述べていますが、権利関係の基準では正しい記述ではありません。

    正答(2)「Aは自己の債権額の範囲でBのCに対する貸金債権を代位行使でき、Cに対してAへ直接800万円を支払うよう求めるこ…」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。

    正答の論点と照らすと、この肢は「AはBの債権800万円を全額自己のものとして取得できる」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。

  • (4) AはCから回収した800万円をそのまま自己の取り分として保持できる

    この肢は「AはCから回収した800万円をそのまま自己の取り分として保持できる」と述べていますが、権利関係の基準では正しい記述ではありません。

    正答(2)「Aは自己の債権額の範囲でBのCに対する貸金債権を代位行使でき、Cに対してAへ直接800万円を支払うよう求めるこ…」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。

    正答の論点と照らすと、この肢は「AはCから回収した800万円をそのまま自己の取り分として保持できる」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。

学習のヒント

債権者代位権は、債務者Bの同意がなくても、債権保全の必要があるときに行使できます。代位行使できる範囲はAの債権額の限度であり、本問ではBのCに対する800万円全額を代位行使できます。金銭債権については、Cに対してAへ直接支払うよう求めることもできます(民法423条の3)。

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