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実践演習 · 宅建業法

宅地建物取引士試験 実践演習 第992問(宅建業法)

宅建業者Aは、B所有の一棟マンション(8室・築30年)の売買を媒介した。このマンションにはエレベーターはなく、1室(2階・C居住)の賃貸借が継続中である。重要事項説明において「既存建物状況調査(インスペクション)の結果」について記載が必要かどうか確認している。この場合に関する記述として宅建業法の規定によれば正しいものはどれか。

問題

宅建業者Aは、B所有の一棟マンション(8室・築30年)の売買を媒介した。このマンションにはエレベーターはなく、1室(2階・C居住)の賃貸借が継続中である。重要事項説明において「既存建物状況調査(インスペクション)の結果」について記載が必要かどうか確認している。この場合に関する記述として宅建業法の規定によれば正しいものはどれか。

選択肢

  1. (1) インスペクションは任意であり重要事項説明書への記載は不要
  2. (2) 既存建物の売買では、インスペクションの実施の有無と、実施されている場合はその結果を35条書面(重要事項説明書)に記載しなければならない(宅建業法35条1項14号・施行令3条1項12号)
  3. (3) インスペクションが実施されていない場合は記載不要
  4. (4) 一棟マンションの売買はインスペクションの対象外

正答

正答は (2) です。

解説

重要事項説明:宅建士が説明・売主への交付は不要・IT重説も可

正解の理由

重要事項説明は宅建士が宅建士証を提示して行います(宅建業法35条)。買主(借主)への交付が必要で売主への交付義務はありません。相手方が業者なら説明省略可(書面交付は必要)。2021年改正でIT重説も可能です。

(2) 既存建物の売買では、インスペクションの実施の有無と、実施されている場合はその結果を35条書面(重要事項説明書)に記載しなければならない(宅建業法35条1項14号・施行令3条1項12号)

他の選択肢

  • (1) インスペクションは任意であり重要事項説明書への記載は不要

    この肢は「インスペクションは任意であり重要事項説明書への記載は不要」と述べていますが、宅建業法の基準では正しい記述ではありません。

    正答(2)「既存建物の売買では、インスペクションの実施の有無と、実施されている場合はその結果を35条書面(重要事項説明書)…」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。

    正答の論点と照らすと、この肢は「インスペクションは任意であり重要事項説明書への記載は不要」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。

  • (3) インスペクションが実施されていない場合は記載不要

    この肢は「インスペクションが実施されていない場合は記載不要」と述べていますが、宅建業法の基準では正しい記述ではありません。

    正答(2)「既存建物の売買では、インスペクションの実施の有無と、実施されている場合はその結果を35条書面(重要事項説明書)…」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。

    正答の論点と照らすと、この肢は「インスペクションが実施されていない場合は記載不要」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。

  • (4) 一棟マンションの売買はインスペクションの対象外

    この肢は「一棟マンションの売買はインスペクションの対象外」と述べていますが、宅建業法の基準では正しい記述ではありません。

    正答(2)「既存建物の売買では、インスペクションの実施の有無と、実施されている場合はその結果を35条書面(重要事項説明書)…」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。

    正答の論点と照らすと、この肢は「一棟マンションの売買はインスペクションの対象外」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。

学習のヒント

既存建物の売買では、インスペクション(建物状況調査)の実施の有無と実施している場合はその結果を35条書面に記載しなければなりません(宅建業法35条1項14号・施行令3条1項12号)。実施していない場合は「実施なし」の旨を記載します。

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