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実践演習 · 権利関係

宅地建物取引士試験 実践演習 第10868問(権利関係)

問題

AはBから「この土地は駅前再開発の計画地で土地価格が必ず上がる」と聞かされて甲土地を2000万円で購入した。しかし実際は再開発の計画は存在しなかった。ところがBもAから聞いて信じていただけで、Bは嘘をついたわけではなかった(Bも虚偽の情報をCから聞き込んでいた)。この場合に関する記述として民法の規定によれば正しいものはどれか。

選択肢

  1. (1) Bに故意がないので詐欺は成立せず、AはBとの契約を取り消せない
  2. (2) AはBとの売買契約について錯誤(民法95条)を主張できる可能性がある。重要な事項(土地の価値に直結する事情)についての錯誤であり、Aが錯誤に陥ったことについてAに重大な過失がなければ取り消しを主張できる
  3. (3) Aは錯誤を主張できるが、錯誤取消しは詐欺と異なり善意の第三者に対抗できない
  4. (4) 動機の錯誤は一切考慮されない

正答

正答は (1) です。

解説

正解の理由

しかしAは動機の錯誤(民法95条1項2号)を主張できます。動機が表示されており(再開発計画の存在)かつその錯誤がなければAが契約を締結しなかったと認められる場合で、Aに重大な過失がなければ取り消せます(民法95条3項)。

他の選択肢

  • (2、3)

    作業主任者の選任が必要な作業の組合せ(BAB)を含んでいません。解説のとおり、該当作業と非該当作業の区別を確認してください

  • (4)

    正答(1)「Bに故意がないので詐欺は成立せず、AはBとの契約を取り消せない」とは異なる内容です。本問で選ぶべき正答は(1)「Bに故意がないので詐欺は成立せず、AはBとの契約を取り消せない」です。この肢の記述は、その論点とは一致しません。否定や「不要」「できない」の言い切りが、正答が示す要件・リスク・手続と矛盾していないか確認してください。正答の根拠は「Bに故意がなければ詐欺(民法96条)は成立しません」です。誤答肢との差分を一行メモに残してください

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