宅地建物取引士試験の過去問・実践演習・一問一答と模試・模擬試験対策を、このサイトでまとめて学習できます。タブから他の演習モードへ移動できます。
宅地建物取引士試験 実践演習 第10905問(権利関係)
AはBから居住用マンション(1LDK)を月額12万円で賃借している。AはBの承諾を得ずにCにこのマンションを転貸し(月額15万円)、自分はDのマンションに引っ越した。BはAの無断転貸を発見した。この場合に関する記述として民法の規定によれば正しいものはどれか。
問題
AはBから居住用マンション(1LDK)を月額12万円で賃借している。AはBの承諾を得ずにCにこのマンションを転貸し(月額15万円)、自分はDのマンションに引っ越した。BはAの無断転貸を発見した。この場合に関する記述として民法の規定によれば正しいものはどれか。
選択肢
- (1) AのBに無断での転貸は軽微な違反であり、Bは解除できない
- (2) 無断転貸は賃貸借契約の解除事由となるが、信頼関係を破壊しない特段の事情があると認められる場合は解除できない場合もある
- (3) BはAの無断転貸を発見した場合、直ちに賃貸借契約を解除でき、Cに対しても明渡しを求めることができる
- (4) CはBに対して転借権を主張できる
正答
正答は (1) です。
解説
正解の理由
無断転貸は賃貸借契約の解除事由となりますが(民法612条2項)、判例上は信頼関係破壊の法理により、信頼関係を破壊しない特段の事情がある場合は解除が認められないことがあります。ただし通常の無断転貸・自己の転出を伴う場合は信頼関係の破壊が認められやすく、Bは解除できることが多いです。Bが解除した場合、CはBに対して転借権を主張できません。
(1) AのBに無断での転貸は軽微な違反であり、Bは解除できない
他の選択肢
(2) 無断転貸は賃貸借契約の解除事由となるが、信頼関係を破壊しない特段の事情があると認められる場合は解除できない場合もある
この肢は「無断転貸は賃貸借契約の解除事由となるが、信頼関係を破壊しない特段の事情があると認められる場合は解除できない場合もある」と述べていますが、権利関係の基準では正しい記述ではありません。
正答(1)「AのBに無断での転貸は軽微な違反であり、Bは解除できない」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。
正答の論点と照らすと、この肢は「無断転貸は賃貸借契約の解除事由となるが、信頼関係を破壊しない特段の事情があると…」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。(3) BはAの無断転貸を発見した場合、直ちに賃貸借契約を解除でき、Cに対しても明渡しを求めることができる
この肢は「BはAの無断転貸を発見した場合、直ちに賃貸借契約を解除でき、Cに対しても明渡しを求めることができる」と述べていますが、権利関係の基準では正しい記述ではありません。
正答(1)「AのBに無断での転貸は軽微な違反であり、Bは解除できない」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。
正答の論点と照らすと、この肢は「BはAの無断転貸を発見した場合、直ちに賃貸借契約を解除でき、Cに対しても明渡し…」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。(4) CはBに対して転借権を主張できる
この肢は「CはBに対して転借権を主張できる」と述べていますが、権利関係の基準では正しい記述ではありません。
正答(1)「AのBに無断での転貸は軽微な違反であり、Bは解除できない」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。
正答の論点と照らすと、この肢は「CはBに対して転借権を主張できる」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。
学習のヒント
この問題で間違えた場合は、設問文の求め方(「正しいもの」「誤っているもの」「最も適切でないもの」)を最初に線引きしてください。正答・誤答それぞれについて、用語の定義と制度の前提を用語解説で確認し、復習リストや実践演習・一問一答と組み合わせて、同分野の過去問を解き直すと定着しやすくなります。
類似の問題
同じ分野・タグや問題文のキーワードが近い問題です。解き直しや確認に使えます。