宅地建物取引士試験の過去問・実践演習・一問一答と模試・模擬試験対策を、このサイトでまとめて学習できます。タブから他の演習モードへ移動できます。
宅地建物取引士試験 実践演習 第10935問(権利関係)
問題
AはB所有の事務所ビル(1フロア・床面積200㎡)を月額40万円で3年間賃借している。賃貸借期間の2年が経過したとき、Bはビルを建て替えるため「残り1年で退去してほしい」と申し入れた。Aは事業継続のためこのビルを引き続き使用したい。この場合に関する記述として借地借家法の規定によれば正しいものはどれか。
選択肢
- (1) 賃貸借期間が3年と定められているため、Bは1年前通知で期間満了時に退去を求めることができる
- (2) 建物賃貸借の更新拒絶には正当事由が必要(借地借家法28条)であり、建て替えの必要性はその一要素となるが、Aの事業の必要性・立退料の提供等を総合考慮して正当事由の有無が判断される
- (3) Bが建て替えを理由とする場合は常に正当事由が認められる
- (4) 事務所の賃貸借には借地借家法が適用されないため、Bは自由に退去を求めることができる
正答
正答は (1) です。
解説
正解の理由
正当事由は賃貸人側・賃借人側双方の必要性の比較と、立退料の申出等を総合考慮して判断されます。建て替えの必要性はBの正当事由の一つとなりますが、Aの事業継続の必要性が大きければ正当事由が認められないこともあります。
他の選択肢
(2)
根拠の記述が異なります。解説では「事由が必要です(借地借家法」が根拠ですが、(2)は「正当事由が必要(借地借家法」を根拠とする内容です
(3)
作業主任者の選任が必要な作業の組合せ(B)を含んでいません。解説のとおり、該当作業と非該当作業の区別を確認してください
(4)
正答(1)「賃貸借期間が3年と定められているため、Bは1年前通知で期間満了時に退去を求めることがで…」とは異なる内容です。本問で選ぶべき正答は(1)「賃貸借期間が3年と定められているため、Bは1年前通知で期間満了時に退去を求めることができる」です。この肢の記述は、その論点とは一致しません。正答の根拠は「建物賃貸借(事務所用も含む)では更新拒絶には正当事由が必要です(借地借家法28条)」です。誤答肢との差分を一行メモに残してください
類似の問題
同じ分野・タグや問題文のキーワードが近い問題です。解き直しや確認に使えます。